京大生おにぎりのつぶやき

京都大学農学部所属おにぎりが雑多につぶやくブログです。

最近読んだ本の紹介(Part1 ~天久鷹央シリーズ~)

は〜い、春休み早くも何をすればいいのかわからなくなった暇人京大生おにぎりだよ〜

今↑回なんですけどお

僕が春休みにはいってからこれまで読んだ本について紹介したいと思います。

割と多くの本を読んでいたのでPart1とPart2にわけて紹介したいと思います。

さてPart1では天久鷹央シリーズを紹介していきたいと思います。

それではれっつごー

天久鷹央シリーズとは

まず天久鷹央シリーズとさっきから言っているがそれはなんぞやと言うところから解説していきたいと思います。

天久鷹央シリーズは知念実希人が著者の推理小説です。

もっと詳しく言うと女子高生のような見た目の天才女医である天久鷹央が所属している病院にもって来られる奇怪な事件を解決していく医療ミステリーです。

シリーズ全体のあらすじを説明すると天久鷹央の所属している天医会総合病院の他のドクターが匙を投げた診断が色々な意味で困難な患者や事件依頼について天久鷹央が興味を持ったものに勝手に突っ込んで持ち前の頭脳を駆使して解決していくと言う物語です。

天久鷹央シリーズには大きく2つあります。

1つ目が天久鷹央の推理カルテと言うシリーズです。これは一冊の中にいくつかの物語があるオムニバス形式になっています。

2つ目は天久鷹央の事件カルテというシリーズです。これは一冊の中に一つのエピソードしか掲載されていませんがその分一つの物語の分量が多い物語になっています。最近はこちらの方が多く書かれているように思います。

なんで読もうと思ったのか

僕は中学生から高校生1年生のときまで医者になるのもいいなあなんて思っていた時がありました。

というわけで医学に興味があったのでものはためしにと知念実希人が書いた「仮面病棟」と「時限病棟」を読みました。

これが僕の好きな本のジャンルとドンピシャにベクトルが一致しましてそれ以降知念実希人が書いた本は気づけば買うようになりました。

そしてこの天久鷹央シリーズを読み始めてはまっていったのでした。

惹きつけられる理由

 天久鷹央シリーズが読者を惹きつける理由は大きく分けて3つあると思います。

話のわかりやすさ

まず1つ目に考えられる理由は話がわかりやすいということです。

皆さんは医療ミステリーというとどのようなイメージを持つでしょうか?

多くの人は医学に関する知識がないので難しいイメージがあると思います。

ただ、このシリーズに限っていうと難しいというようなことはありません。

なぜなら専門用語が登場するとその次の行にはすぐにその用語についての説明が語り手目線で解説されているからです。

加えて、そもそも非常に難しい専門用語というものがあまり登場していません。

確かに専門用語はこの小説シリーズの性質上よく登場するのですが、その多くがどこかで聞いたことがあるといいますか、まあなんとなくわかります。

ミステリーですので事件が起こりその原因を解明するのですが、その原因の病気だけは少し馴染みのないものが多い気がします。しかしそのような言葉については非常に丁寧に解説されているのでなんなく理解できます。

登場人物自体の魅力

登場人お物自体の魅力というのは小説が魅力的かどうかを決める大きな一因になると思います。

このシリーズの主要な登場人物は3人ほどなのですがそれぞれに違った魅力があります。

 

まず1人目はこのシリーズの主役天久鷹央です。

彼女は天医会総合病院の副委員長兼統括診断部の部長です。

彼女はいわゆる天才というやつで的確な診断を下すことができます。

しかしアスペルガー症候群であり、他人の感情の機微を読み取ることが非常に苦手で思ったことをすぐに口に出すのでときに相手を激昂させてしまうことがあります。

また診断能力には長けているのですがとても不器用で注射を打つこともできません。

 

2人目は天久鷹央のパートナー的な役の小鳥遊優です。

このシリーズではこの人の目線に立って話が進んでいきます。

天久鷹央からは小鳥というあだ名でいいように扱われています。

このあと紹介するのですが、研修医の鴻ノ池からは小鳥先生と言われいじられています。

彼は僕がちょっと可哀想だと思うくらい可哀想な立場に位置しています。

まずは天久鷹央からの扱いについてです。

確かに2人の間には信頼関係があると思われるのですが、鷹央のわがままによって夜勤分けにもかかわらず、事件現場に鷹央を連れて行ったりしています。

事件の解決の過程で彼の愛車のRX-8は一回ぶっ壊れています。

次に鴻ノ池からの扱いです。

小鳥遊は病院の看護師の多くの人に唾をつけているのですが鴻ノ池が小鳥遊と鷹央の関係をさも愛し合っているかのように言いふらすので病院の女性陣は誰も小鳥遊の相手をしません。

 

3人目は鴻ノ池舞

天才の鷹央に憧れている研修医です。

最初の作品では鷹央と話すことさえ恐れないと思っていましたが、シリーズの作品を重ねるごとに鷹央とよく話すようになり、鷹央の良き理解者の1人になっています。

彼女もまた、鷹央と小鳥遊が事件に首を突っ込むと一緒に突っ込みに行きます。

彼女は普段は小鳥遊をいじったりとおちゃらけた性格ですが、有事の際には非常に優秀です。救急時にはテキパキと処置に必要な準備をこなします。事件の際には合気道の心得があるのでそれで事件解決の一助を担ったりします。

まあなんやかんや優秀な人です。

 

この3人を中心に物語は進んでいくのですが、シリーズを通じてのこの3人の関係性の変化もまたミステリー以外のところで面白さがあります。

まあ僕の説明じゃわかりにくいというか、何が魅力かわからないと思うのでとりあえず読んでみてください。

話のテンポ

最後に話のテンポについてですが、話の展開スピードはそこそこ早いように思います。

これが僕は読みやすさの一つになっていると思います。

テンポが速くなる原因として、鷹央の性格があると思います。

彼女は思ったことを相手の気持ちを考えずズバッというので原因や犯人がわかったらまず、結果を先に発します。そしてその後にその結論に至ったプロセスを説明していきます。

まあ結果先行の方がわかりやすくてテンポも早くなりますよね。

終わりに

いかがだったでしょうか。少しは天久鷹央シリーズに興味を持っていただけたら幸いです。

1つ言いたいのは僕の稚拙な文章では、このシリーズの魅力を最大限アピールできていないということです。てなわけでまあとりあえず読んでくださいm(_ _)m

本は小説だけでなく漫画もあるのですが個人的には小説の方をお勧めします。

理由は大したことではないのですが、小説の方は挿絵を描いている方が涼宮ハルヒシリーズなどの絵も担当したいとうのいじで、漫画よりも天久鷹央が可愛いからです笑

興味があればぜひ読んでみてください〜

ではでは〜