京大生おにぎりのつぶやき

京都大学農学部所属おにぎりが雑多につぶやくブログです。

品質科学 No.6 タンパク質 Part6(タンパク質構造形成過程の解析方法)

やっほみんな息してる?

 最近1990年代から2000年代の曲を聴いてノスタルジーに耽る年寄り大学生おにぎりです

今回はタンパク質の構造形成過程の解析方法について書いていくよ

そいじゃあれっつごー٩( ᐛ )و

円偏光二色性スペクトル測定

これは円偏光二色性を利用した測定法だよ

円偏光二色性とは

光学活性物質の吸収波長領域において左円偏光と右円偏光の吸光度の差によって楕円偏光となる現象

のことを言うよ

英語にするとCircular Dichroismといい頭文字をとってCDといったりもするよ

補足をいくつかするよ

偏光とは電場と磁場の振動方向が規則的な光のことをいうよ

円偏光というのは電場と磁場が円を描きながら伝播する光のことをいうよ

回転方向によって左円偏光と右円偏光があるよ

吸光度はある物体に光を当てたときに光の強度(ようは明るさ)がどれだけ弱まるかという度合いを示すものだよ

この吸光度が左円偏光と右円偏光で異なるからそれら2つの偏光を吸収すると光の強度の差から円とはずれて楕円を描いてしまうようになるよ

α-ヘリックス、β-構造、不規則構造のそれぞれで紫外部領域のCDスペクトルパターンが異なることに基づいて二次構造を推定することができるよ

グラフはこんな感じ

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https://www.chem.kindai.ac.jp/laboratory/phys/class/biophys/CD.htm

(参照2021年5月22日)

横軸はCDスペクトルの波長

縦軸は楕円率になっているよ

普通楕円率というと長軸と短軸の長さの比b/aのことを言うけど

円偏光二色性の場合はtanθ=b/aを満たすθのことを楕円率というよ

ちなみにだけど僕はこのグラフを見てもさっぱり二次構造なんてわからない笑

トリプトファン蛍光測定

次にトリプトファン蛍光測定について書いていくよ

まず最初に断っとくけどトリプトファンが1番蛍光測定に向いてるってだけで芳香族アミノ酸チロシンフェニルアラニンでもできるよ

これはトリプトファンの蛍光を温度やpHなどの物理パラメータを変えることで化学平衡を変化させるよ

そうすることで蛍光スペクトルの波長や強度が変化するよ

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https://qiita.com/terrari/items/2fff9223a81a76e4052e

(参照2021年5月22日)

こんな感じでパラメータを変えることで蛍光スペクトルの変化が見られるよ

示差走査熱量測定法

これは基準物質と試料(ここではタンパク質)を温め試料の熱容量を求める測定法だよ

そしてこれはタンパク質の熱変性によって生じる熱量変化を測定するよ

こうすることで未変性のものと変性状態のタンパク質の熱容量差がわかるよ

 

今回はこの辺で終わりにするよ

正直最後の測定法は何が嬉しいのかよくわからなかったよ

わかる人がいたら教えて欲しいです

また不備があったら教えてね

ではでは〜