京大生おにぎりのつぶやき

京都大学農学部所属おにぎりが雑多につぶやくブログです。

最近読んだ本の紹介(Part2~ブルーバックス~)

は〜い 昨日久しぶりに運動して今日活動不能になったおにぎりだよ〜

今↑回なんですけどぉ

前回の天久鷹央シリーズの紹介に続いて他の読んだ本について紹介していきたいと思います。

前回のもみてみたいという方はこちらからどうぞ

最近読んだ本の紹介(Part1 ~天久鷹央シリーズ~) - 京大生オニギリのつぶやき

今回はブルーバックスシリーズの本で最近読んだ本について紹介していきたいとおもいます。

それではれっつごー٩( ᐛ )و

 ブルーバックスとは

まずブルーバックスに馴染みがない人も多いと思うのでブルーバックスとはそもそもなんなのかについて説明していきたいと思います。

一言で言いますとブルーバックスとは

「科学をあなたのポケットに」をコンセプトとした子供から大人までが楽しめる講談社の一般科学シリーズです。

一般人には難解だと思われがちである科学を多くの人に興味を持ってもらうことを目標にしています。

現在2000を超える著書が生まれています。お金と時間がたくさんあるならば全部読んでみたいと思うほどに興味深い作品がたくさんあります。

 

ブルーバックスが何かわかったところで最近僕が読んだ本について紹介していきたいと思います。

 

分子レベルで見た薬の働き

この本ではまず始めに薬はどのようにして効果を発揮するのかを説明した後に各薬のべ50種について各々の分子レベルでの活躍を詳しくカラーで解説しています。

例えば有名どころではサルファ薬や、ペニシリン、大村先生や本庶先生がノーベル賞を受賞したイベルメクチンやオプジーボについても書かれています。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うニュースで耳にしたことがあるかもしれないアンジオテンシン変換酵素(ACE)についても解説されています。

もちろん薬を使うのは病気があるからでして病気についての解説も豊富に行われています。

生活習慣病などの身近なものついても扱っているので一読の価値があると思います。

僕は高校1年生のときに母校の高校出身の京都大学の薬学部の教授の講演を聞いたことをきっかけに薬学部を志望していた時期があったのでこの本を読もうとしました。

知らないことがもちろん多かったのですが名前を知っている薬がどのように効果を発揮するのかをしれたので非常に面白かったです。

興味があったらぜひ読んでください。

『カラー図解 分子レベルで見た薬の働き なぜ効くのか? どのように病気を治すのか?』(平山 令明):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部

免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ

この本では感染症についてワクチンがどんな仕事をしているのかが説明されています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の前に書かれた本なので直接の言及はないですが、同じようなウイルスに対しての免疫について書かれているので勉強になると思います。

この本を読んで僕が思ったことは科学的な知見に基づいて感染症拡大を防ぐのに1番効果的な対策はやはりワクチンだったのだということです。

正直この本を読む前まではこの本の名前的になんかワクチン以外にも免疫力を強くする食べ物の紹介や運動とか睡眠大事ですよーみたいなことが書かれているもんだと思っていたのですが全然違いました。

(もちろんその辺のこともちょろっと出てきますよ)

確かに手洗いやら運動は大事なんですがワクチンの強さを思い知らされました。

僕がこの本を読もうと思ったきっかけは新型コロナウイルス感染症の感染拡大が原因で、陳腐で非科学的なことよりは多少難解でも科学的な本を読んだ方がいいいだろうなと思ったのが最初でした。

免疫について少し理解ができたのはよかったです。

面白いのでぜひ読んでみてください。

『免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ』(宮坂 昌之):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部

免疫の守護者制御性T細胞とはなにか

この本は免疫の中でも免疫システムの中で重要な役割を担っている制御性T細胞に絞って説明している本です。

制御性T細胞とはざっくりいうと自身の免疫システムによって自分の健康な細胞を殺さないように防ぐものです。

例えばがん細胞と健康な細胞があったらがん細胞だけに免疫が応答するように健康な細胞に対する攻撃を抑制させたりします。

この自分の細胞を攻撃しないことを免疫寛容と言うのですがこれが長いこと免疫学の謎でした。

で、これが解明されたことは結構すごいことなのでちょっと読んでください笑

どれくらいすごいことかと言いますとワンチャンノーベル賞があり得るくらいです。

ワンチャンなんておこがましいかもしれないです。かなりの確率で受賞されると思います。

多くの人はノーベル賞の時期に日本人が受賞されるとその功績の何がすごいかわからずに喜んでいる人が多いと思います。

それでもいいかもしれませんがその功績の何がすごいのか、どれくらいすごいのかがわかっていた方がなんか良くないですかね。

それを理解する一助にもなると思うのでぜひ読んでください。

『免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか』(坂口 志文,塚﨑 朝子):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部

チーズの科学 ミルクの力、発酵・熟成の神秘

この本はチーズについて一般的な食べ物としての知識とチーズを科学的に見た時のチーズの面白さを解説しています。

この本は科学に興味がない人にも非常にお勧めです。

なぜならチーズの知識がたくさん書かれているので今後のチーズ生活に劇的な変化をもたらしてくれるからです。

自分の好みになるかもしれない自分の珠玉のチーズを見つけるかもしれません。

美味しいものを食べるとそれだけで幸せなのできっかけ作りに読んでみるのはいいかもしれません。

中学生のときに銀の匙をよんでその中で主人公の八軒がチーズを作るシーンがあったのですがその時に八軒がチーズと科学を絡めた発言をして科学っておもしれー的なことを言っていたのでそれでチーズのことを科学的に知りたいと思ったのがこの本を読もうと思ったきっかけです。

ちなみにこの本を購入したのは僕が高校2年生のときなので間にかなりのラグがあります笑

先の3冊よりはとっつきやすいと思うのでチーズが好きな人はぜひ読んでみてください。

『チーズの科学 ミルクの力、発酵・熟成の神秘』(齋藤 忠夫):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部

お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ

最後にお茶の科学です。

これは煎茶や抹茶、烏龍茶などの各種お茶に関することを詳細に説明しています。

科学的に美味しいお茶の淹れ方やお茶が健康にもたらす影響のことも詳しく書かれているので勉強になります。

この本は僕が高校3年生の時の体育祭でお茶長とかいうふざけた役職に就任したときに面白そうだから買って読んだ本です。

ふと懐かしくなったので時間がある今読んでみた次第です。

この本はお茶を飲む全人類におすすめしたい本です。

あなたのお茶ライフに革命が起こります。

『お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ』(大森 正司):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部

終わりに

いかがだったでしょうか

やはり科学は大衆うけしにくい分野だとは思いますがちょっと知っているとあなたの生活がちょっと良くなるかもしれません。

1冊でも手に取ってもらえたら幸いです。

ではでは〜